位置情報ソーシャルサービス「tab」を運営するtabは、22日をもって頓智ドットから社名を変更したことを発表した。

「tab」のWebサイト

このたびの社名変更は、同社のソーシャルARアプリ「セカイカメラ」の全サービス終了と時を同じくして発表された。同社代表取締役社長 兼 CEOの谷口昌仁氏によれば、今回の社名変更は「今後「tab」を中心に事業展開を加速するため、サービス名と社名を統一する」目的で行われたという。

また、社名ともなった「tab」は、同社が2012年から提供している、"「セカイカメラ」の進化版"にあたる位置情報ソーシャルサービス。Web上で見つけた「行きたい場所」などを登録しておくと、そこに近づいた時に通知されるもので、iOS/Android向けアプリとPC版サービスの3種類を展開している。現在、ダウンロード数は70万に達しており、2013年からは店舗向けにO2Oやオムニチャンネルを実現するサービスとしての本格稼働も開始した。

なお、社名変更と併せて、既存株主3社(DCM VI, L.P、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、ジャフコ)に加え、新たに2社(DBJキャピタル、三菱UFJキャピタル)から総額約4億円を調達したことも明かした。この増資により、顧客サービスの強化・改善と店舗の来店・行動促進サポートを進めていくということだ。