ユーザー参加型の公衆無線LANサービスを展開するFonは20日(現地時間)、1400万ドルの資金調達を発表した。リードインベスターはQualcomm Ventures。 Index Ventures、Google、Coral、Atomico、Deutsche Telekomなども参加している。米国での浸透強化とサービス提供国の拡大、中小企業向けWi-Fiソリューション「WiFi for Business」の開発などに用いるという。
資金調達と共にFonは、Qualcommとの提携も発表した。Qualcommはチップセットの機能としてFonを統合し、Wi-FiルーターメーカーのFon統合をサポートする。またQualcomm Atherosのチップセットを採用した新しいFonルーターの開発をサポートする。re/codeによると、新ルーターは無線LAN共有とソーシャル音楽機能を兼ね備えたものになり、今年前半に登場する。
Fonはまた、Wi-FiルーターにFacebook Connectを統合した新しい「Fonera」の販売を開始した。ルーターがFacebookの友だちを認識し、友だちに含まれるゲストはワンクリックでWi-Fi接続を利用できる。友だち以外のゲストのアクセスは制限される。