サイバネットシステムは1月8日、米SpaceClaimの3Dダイレクトモデラー「SpaceClaim(スペースクレイム)」シリーズの最新版「SpaceClaim Engineer 2014」の国内出荷を1月15日より開始すると発表した。

最新版は、「スプラインをフィットツール」を追加し、選択したメッシュファセットに合ったスプラインサーフェスを生成できるようになったほか、「表示ツール」のドロップダウンメニューに「ボディの干渉」を追加し、「移動ツール」や「プルツール」の使用中でも常に干渉領域をハイライト表示できるなど、使い勝手を改善したという。

SpaceClaim Engineer 2014の操作画面。メッシュファセットにフィットしたスプラインサーフェスを生成できるなど、操作面でさまざまな改善をしている

また、Solid Edgeファイルの入力、3D PDF(PRC B-Rep形式)ファイルの入出力、AMFファイルの入出力に対応。フローティングライセンスを使用している場合、ファイルの入出力の際に利用可能なデータ交換パッケージのライセンスを自動的に取得できるほか、CATIA V5、Creo(Pro/ENGINEER)、SolidWorks、Solid Edgeのアセンブリの入力では、マルチスレッドで変換できるという。

さらに、作成した3DモデルをWeb上で閲覧するためのビューア(PC、スマートフォン、タブレット)を用意し、Web経由で3Dデータの情報を共有できるという。

価格は、モデリング機能・図面機能・3Dマークアップ機能などのすべての機能を搭載したノードロック版が52万5000円(1年間の技術サポートおよび年間保守料を含む)。なお、フローティング版および各種オプション製品の販売は、電話での問い合わせのみ対応する。