FreeNAS is an Open Source Storage Platform. |
FreeNASエンジニアリングチームは12月21日(米国時間)、FreeNASの最新版となる「FreeNAS 9.2.0-RELEASE 」を公開した。x86版およびx64版が提供されている。それぞれダウンロードサイトからインストールイメージを取得可能。「FreeNAS 9.2.0-RELEASE」はFreeBSD 9.2-RELEASEをベースに構築されたNASソリューション。さまざまなハードウェアで動作試験を実施したとしており、これまでのリリースでもっとも洗練されたバージョンと謳われている。
「FreeNAS 9.2.0-RELEASE」の主な特徴は次のとおり。
- FreeBSD 9.2-RELEASEベース
- ZFSパフォーマンスの向上(カーネルUMAアロケータをデフォルトでZFSへ使用、暗号化されたZFSボリュームのパフォーマンス改善)
- FreeNASインスタンスをリモートコントロールするためのREST APIの提供開始
- Linux Jailをサポート。Debian-7.1.0、Gentoo-20130820、Ubuntu-13.04、Centos-6.4、Fedora-19、Suse-12.3のテンプレートを提供
- すべてのサービスをAvahi(マルチキャストDNS、Bonjour)に登録。デフォルトアドレスはfreenas.local、すでにインスタンスがある場合にはfreenas-N.localとなる。Mac OS XやマルチキャストDNSに対応したWindows/UNIXマシンからのアクセスがより簡単になる
- デフォルトの管理者アカウントの削除。システムセットアップ時に明示的に設定するように変更
- Netatalkをバージョン3.1.0へアップグレード
- Broadcom NetXtreme II Ethernet 10Gb PCIeアダプタに対応
- 使用するディスクを従来の512バイトセクタドライブではなく4KBセクタディスクがデフォルトであるように設定を変更
FreeNASはZFSを使用できるオープンソースのNASソリューションとして人気がある。セットアップ後はWebブラウザ経由で操作が可能であるほか、ターミナル経由での細かい調整も可能。ビギナーから上級者まで広く活用できるNASソリューション。