東芝は12月9日、WPC(Wireless Power Consortium)が策定するQi規格のLow Power version1.1に準拠したレシーバIC「TC7761WBG」を製品化し、即日、量産出荷を開始したことを発表した。

同製品は、CMOS/DMOS混載プロセスを採用することにより、従来品比で給電時の発熱量を30%削減したほか、95%の最大電力変換効率を実現した。

また、Qi規格で定められている給電時のプロトコル認証処理をロジック化した回路を内蔵しており、外付けマイコンを不要としている。

出力電力は最大で5W、Qi認定取得電力は3.5Wとなっている。

なお、同製品はWCSP28パッケージにて提供され、サンプル価格は300円となっている。

Qi Low Power version1.1に準拠した出力3.5W対応レシーバIC「TC7761WBG」