米Googleは5日(現地時間)、データポータビリティをサポートする機能「Google Takeout」を通じて、メールサービス「Gmail」とカレンダーサービス「Googleカレンダー」からユーザーデータをダウンロードできるようにすると発表した。カレンダーのデータは5日にダウンロード可能になる。Gmailのデータ・ダウンロードは来年1月にロールアウトされる予定だ。
Google Takeoutは、Googleユーザーのデータ・エクスポートを支援する機能だ。Googleアカウント設定のアカウント内の「自分のデータをダウンロード」からアクセスする。今年10月にインターフェイスがアップデートされて、連絡先、ドライブ、Google+、Bloggerなど数多くのサービスから個人データを容易にエクスポートできるようになっていた。ただしGmailとカレンダーはこれまでTakeoutの対象外で、他のサービスに比べるとユーザーデータを入手する方法が分かりにくかった。
Takeoutを通じて、Gmailは全てのメッセージまたはラベルで分類したメッセージを、カレンダーは全てのカレンダーまたは特定のカレンダーを選択してダウンロードできる。GmailのデータはMBOX形式で、カレンダーのデータはICS (iCalendar)形式で提供され、zipファイルに圧縮される。Google Takeoutを利用できる他のサービスとまとめて1つのアーカイブファイルでダウンロードすることも可能だ。