電通は12月4日、デジタルコンテンツ制作会社のSTARRYWORKSおよびインターネットサービス開発を手掛けるフェイスクリエイツと共同で、企業と生活者や生活者間のリアルタイムコミュニケーションを、しゃべるキャラクターを用いて円滑にする仕組み「ワンダーポート」のプロトタイプを開発したと発表した。

ワンダーポートは、スマートフォンなどのデバイス上やスクリーン画面などに登場するキャラクター画像をリアルタイムに遠隔操作することで、キャラクターに喋らせるコミュニケーションサービスの仕組み。

通信・通話技術や音声変換技術を有効に活用することで、通信・通話先のデバイスやスクリーンに表示されるキャラクターの口が変換されたオリジナル音声と連動して動き、発話するという仕組みであり、生活者とのリアルタイム・コミュニケーションをキャラクターを用いて実現する。

キャラクターには、企業と生活者あるいは生活者同士を円滑に結ぶコミュニケーターとしての効果が期待でき、ワンダーポートを企業が運営するさまざまなアプリケーションやサービスに組み込むんで活用していくことが可能だという。

なお、使用するキャラクターは、企業が保有するキャラクターや権利を有する事業社と連携した著名人・キャラクターの活用を想定している。