日立情報制御ソリューションズは10月21日、同社の産業用コンピュータ「HF-W/LXシリーズ」にLinux搭載サーバモデル「HF-W6500/LXモデル45」を追加したと発表した。

同製品は、Intel Core i7‐610Eプロセッサ(2.53GHz)の搭載により、従来機比で約1.5倍の性能向上と46%の電力削減を実現しているほか、OSにはLinux(Red Hat Enterprise Linux 6.4 Server)の採用に伴う、ソフトサポートサービスとしてOSの問い合わせから、障害解析までバックアップするサポート体制を提供。

また、独自のRAS機能を標準搭載しており、これにより信頼性の向上が図られているほか、プリント基板からコネクタ、IC、ディスクリート素子まで、厳しい評価基準を満たした部品を採用し、24時間連続稼動と10年にわたる長期使用を想定した高信頼設計を実現。メインメモリにもECCメモリを採用することで稼動率の向上がはかられているとともに、製品出荷時に全数温度試験の実施によるフィールド故障率の低減が図られている。

なお同社では、安定稼動が求められる半導体検査や生産工程制御、情報・通信、電力、交通分野の監視・制御などへ販売を展開していく予定としており、年間10億円の販売を目指すとしている。

HF-W6500/LXモデル45の外観