Alteraは9月30日(米国時間)、28nm FPGAおよびSoC向けにIPコアポートフォリオをアップグレードしたと発表した。

同社は、この1年で、広範なアプリケーションおよび市場をターゲットにした15以上の新しいプロトコルインタフェースIPコアを発表してきた。また、拡張IPポートフォリオに含まれるIPコアも、タイミングクロージャを迅速化するために、タイミングマージンを15%に改善するようアップグレードしている。その結果、ユーザーは複数のIPコアをデザインに迅速に統合し、より短期間で製品を市場投入できるようになった。

また、Alteraは自社開発のIPコア、および戦略的パートナーから提供されるIPコアを提供している。同IPコアポートフォリオには、汎用的な外部メモリプロトコル、プロトコルインタフェースIP、およびビデオ/画像処理IPが含まれている。最新のプロトコルインタフェースコアには、ワイヤラインアプリケーション向けの50G/100G/150G/200G Interlaken、ワイヤレスアプリケーション向けの最大1レーン当たり6.25Gbpsで動作するSerial RapidIO Gen 2、Ethernetネットワークで正確なタイムシンクロナイゼーションを実現する10/100/1000Mbps 1588 Ethernet MAC、様々なデータ伝送媒体にわたり広帯域幅、および低レイテンシ、ポイントツーポイントシリアルデータ転送を実現するSerialLite III Streamingなどが含まれている。

さらに、OpenCore Plusの機能を通じて、すべてのIPコアを評価できる、容易なIP評価プロセスを提供している。同機能により、ライセンスを購入することなく、異なるIPコアの評価およびハードウェアテストを実施することができる。

なお、28nmデバイスをサポートする全IPコアは現在出荷中。IPコアは、最新の「Quartus II 開発ソフトウェア v13.0」を通じて入手することができる。