FreeBSD - The Power To Serve

9月30日(協定世界時)、FreeBSD 10.0-RELEASEへ向けた最新のアルファ版となる「FreeBSD 10.0-ALPHA4」が公開された。FTPサーバ経由でamd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版が提供されている。ビルド作業の関係でALPHA3のISOイメージの提供はスキップされ、ALPHA4の提供となっている。

ALPHA2とALPHA4の間での変更点は次のとおり。

  • Mellanox TechnologiesのInfiniBandデバイスドライバのアップデートとOFEDをLinux 3.7相当へアップグレード
  • Linuxバイナリ互換機能へepoll(2)のサポート追加
  • PAPR VSCSI仮想SCSIコントローラ向けのデバイスドライバを追加
  • BINDをデフォルトで無効に変更。UnboundおよびLDNSを有効化
  • BCM57712およびBCM578XXコントローラをサポートするためにbxe(4)を相当に書き換え
  • GENERICカーネルへXen PVHVMサポートを追加 (amd64およびi386)
  • CAMのバージョンを18へアップグレード
  • dialog(1)を1.2-20130923へアップグレード
  • 新しいlibcxxrtの導入
  • OpenSSHをバージョン6.3p1へアップグレード
  • LLDBをビルド対象に追加 (ただしデフォルトでは無効化)
  • Areca RAIDコントローラドライバを1.20.00.28へアップグレード
  • vmx(4)デバイスドライバをGENERICカーネルへ追加 (amd64およびi386)

執筆現在、当初のスケジュールから1週間遅れで作業が進んでおり、このまま作業が進めば2013年12月に10.0-RELEASEが公開されるものとみられる。