リコーは8月22日、A4サイズ対応のデジタルフルカラー複合機の新製品として、コピー、プリンター、スキャナー、ファクス機能を備える(ファクス機能はオプション)「RICOH MP C305 SP」を発売すると発表した。9月5日より発売され、価格は49万8,000円(税別)。同社としては国内初のA4カラー複合機となる。
同製品は特徴として、W498×D532×H505mmとコンパクトな本体サイズでありながら、リコー製のA3デジタル複合機と共通の操作性や拡張機能を搭載している。
操作部には4.3インチカラー液晶タッチパネルを採用し、ホーム画面では、よく使う機能を登録/アイコン化し、設定した内容をワンタッチで呼び出すことが可能。
また、オンプレミス型プライベートクラウドサービス「RICOH e-Sharing Box」(別売)と連携し、スキャンした文書や受信したファクス文書などを外出先でスマートデバイスから閲覧することが可能なほか、「リコー 個人認証システム AE2」(別売)に対応しており、リコー製A3複合機と合わせてICカードを用いた認証システムやロケーションフリー環境を構築できる。
主な仕様として、連続複写速度はカラー/モノクロともに毎分30枚(A4タテ)、ファーストコピータイムはモノクロ6.9秒、フルカラー10.9秒、標準消費電力量(TEC)は1.25kWh、外形寸法はW498×D532×H505mm、質量は45kg以下となっている。