NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションは、ループス・コミュニケーションズとともに実施した企業のソーシャルメディア活用状況調査の結果を発表した。同調査はNTTコムの運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」を活用したもので、調査期間は2013年6月12日~6月24日、有効回答者数は356名となっている。

発表によると、企業のFacebook活用率は78.7%で、2012年6月の前回調査から増加した。Twitterの活用率も5割を超える57.3%。最近急成長しているLINEの活用率は25.6%となっている。

自社で公式アカウントを所有しているソーシャルメディア(発表資料より)

ソーシャルメディアの活用目的に関する質問では、TwitterやFacebookを「ブランディング」目的で利用する企業が増えていることがわかる。

ソーシャルメディアの活用目的(発表資料より)

ソーシャルメディア導入時の課題を尋ねた質問では、「運用ノウハウ」「ガイドライン整備」「販促や実購買への貢献効果」「チーム体制」の回答率が5割を超えている。

導入時の課題(発表資料より)

企業がソーシャルメディア上で行っている施策に関しては、Twitterでは「担当者のキャラクターを工夫して好感をもってもらうよう努めている」、Facebookでは「業界に関する有益な情報を流している」という回答が最も多い。

ソーシャルメディア上で行っている施策(発表資料より)

ソーシャルメディア運用の効果を尋ねた質問では、「問い合わせ件数・自社サイトへのアクセス数増加」という回答が多い。また、ソーシャルメディア活用上の課題については、「営業上の効果がみえない」点が多く挙げられている。

このほか、今後積極的に活用したいソーシャルメディアを尋ねた質問では、TwitterとFacebookの回答率が前回調査から大きく伸びている。