バニーコルアートは、アーティストのための新しいツールとして「リキテックス マーカー」および「リキテックス スプレー」を発売する。発売日は「リキテックス マーカー」が9月末、「リキテックス スプレー」が8月31日。価格は、「リキテックス マーカー」の「ワイド」が682円、「スリム」が399円。「リキテックス スプレー」が1,290円(発売記念価格)。
アクリル絵の具のブランドとして知られるリキテックスは、今回の新ツールによって、絵の具、マーカー、スプレーを自在に使い分ける新しい制作スタイルを提案。国内でも多くのアーティストやクリエイターが用いている絵の具「リキテックス」と同じ顔料を使用しているため、それぞれの画材単体での使用のみならず、絵の具との併用も可能となっている。
新製品の「リキテックス マーカー」は、アーティストのために開発され、耐光性と耐久性を兼ね備えたアクリル顔料系マーカー。カラーバリエーションは50色で、その中でも44色が絵の具の「リキテックスカラー」の色とマッチする。ペン先の形によって2タイプが展開され、8~15mmの太いニブ「ワイド」タイプと、2~4mmの細めのニブ「スリム」タイプが用意されている。
また、もうひとつの新製品「リキテックス スプレー」は、鮮やかな発色と高い耐光性といった長所を持つスプレー。屋内で作品制作をしたいアーティストのニーズに応え、においが少なく安全性の高いものとなっている。カラーバリエーションは25色で、絵の具の「リキテックスカラー」と同一の色はそのうち21色となる。乾燥の所用時間は、使用状況により異なるものの40分~50分とされている。
なお、リキテックスとは、1955年にアメリカで誕生した水性アクリル絵の具。水で簡単に扱うことができるが、乾燥した後は水に溶けなくなる性質を持っている。1960年代のアメリカを代表する芸術運動「ポップアート」にも大きく影響を与え、アンディー・ウォーホルやデビット・ホックニー、ジョン・ホイランドなど多数のアーティストが愛用していた。日本での販売は1968年から開始されている。