Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

LinuxやFreeBSDなどオープンソースソフトウェアのオペレーティングシステムやデバイスドライバに関するベンチマークを数多く掲載しているPhoronixが、現在開発段階にあるUbuntu 13.10に関して、その32ビット版と64ビット版の性能にどのような違いがあるかを調査し「Ubuntu 13.10 32-bit vs. 64-bit Performance」において発表した。Ubuntuにおいて32ビット版を使用すべきか64ビット版を使用すべきかの判断材料として参考になる。

グラフィック性能と数値演算系のベンチマークが実施されており、そのほとんどで64ビット版の方が優れた結果を出している。ただし、Apacheベンチマーク(静的なページ配信)においては32ビット版の方が優れた結果を出している。Ubuntuはエッジサーバでの採用が増えており、この結果は興味深い。

ベンチマークに使われたマシンのメモリは4GB。32ビット版は基本的には4GBまでしかメモリを扱うことができない。機能を拡張すれば32ビット版で4GB以上のメモリを扱うこともできるが、アドレス変換など追加の処理が必要になり性能に影響する。通常、4GB以上のメモリを扱う場合には64ビット版が選択肢となる。