ソフォスは7月18日、2013年4月~6月のデータをもとにした「スパム送信国ワースト12」を発表した。
発表によると、スパム配信量のランキングでは前回(1~3月)と同様、米国がワースト1位になり、前回から大きく順位を上げたベラルーシが2位に入っている。また、フランス、ペルー、韓国は今回ランキング外となり、ウクライナ / カザフスタン / アルゼンチンの3ヵ国が新たにランキングに加わった。日本のスパム配信量は世界で23位。
各国の人口比率にあわせてスパムのスコアを調整したランキングも公開されており、こちらはベラルーシが1位、カザフスタンが2位、ウルグアイが3位という結果になっている。
なお、両ランキングはスパム配信に利用されたコンピュータの統計を取ったものであり、上位の国ほどスパム関連のサイバー犯罪が多いとは限らない。近年のスパムは発信元となる国から別の国を攻撃するというように間接的に配信されるようになっており、フィッシングメールなどの特定のサイバー攻撃は特にその傾向が顕著だという。