エプソンは4日、財務・税務申告業務を効率化する会計システムの新商品「応援R4シリーズ」「顧問R4シリーズ」「インターKX R4シリーズ」を発表した。1,000件を超える機能強化を行ったとのことで、2013年9月下旬より順次発売する予定だ。

財務応援R4 Premium、財務顧問R4 Professional、インターKX R4(MS8200)」

企業向けの財務会計ソフトウェア応援R4シリーズは、部門管理や管理会計などの機能を強化し、企業規模やビジネスの成長にあわせた3モデルが用意された。会計事務所向けの顧問R4シリーズおよびインターKX R4シリーズは、インターネットの活用による効率化と、顧問先企業をサポートする機能の強化により、コンサルティング業務を支援するという。

応援R4シリーズのラインアップは、決算までの基本機能を搭載したエントリーモデル「Lite」、部門別管理などに対応した「Lite+」、管理会計機能を強化した「Premium」の3モデル。LiteおよびLite+は、事業拡大やビジネスの成長にあわせて上位システムへのアップグレードが可能だ。Premiumは、中間決算や四半期決算にも対応する。ネットワークを介した処理にも対応し、本社・支店間などの複数の担当者が同時に入力することが可能だ。

財務会計・税務申告のパッケージソフトウェア顧問R4シリーズと、ハードウェアを含めたワンストップサポート型のインターKX R4 シリーズは、インターネットの活用機能やモバイル機能を標準搭載し、会計業務の効率化を図ることができる。

新バージョンでは、事務所内のアプリケーションやスケジュールを一括管理し、業務を見える化するポータルメニュー「Eiボード」を採用した。Googleカレンダー同期機能を搭載しており、外出先でもスケジュールを閲覧することが可能となった。

インターネットを活用する「データ共有サービス」によって、最新の財務データをリアルタイムに顧問先と共有することが可能となる。また、新たなモバイル機能では、事務所のデータとアプリケーションをノートブックPCなどに持ち出したり、財務データの全帳票をPDF出力したりできる。

さらに、インターネット経由で税制改正対応の最新プログラムを自動ダウンロードしたり、ライセンスキーを自動取得したりでき、インストールが容易になった。例えば税制改正対応は、従来CDの送付で対応していた場合に比べ、最大10日間短縮されるという。税務署マスター、市町村マスター、郵便番号辞書なども自動的にダウンロードされる。