本田技研工業(ホンダ)とGeneral Motors(GM)は7月2日、燃料電池電気自動車(FCEV)の普及を目指し、2020年ころの実用化に向けた次世代型燃料電池システムと水素貯蔵システムの共同開発を行うことで合意したことを発表した。
同提携により、両社はこれまで別々に培ってきた燃料電池技術の知見を共有することとなり、小型・軽量かつ高性能な低コスト燃料電池システムと水素貯蔵システムを開発することが可能となるほか、両社のスケールメリットを活かすことでさらなるコストダウンを図ることが期待されるとコメント。
また、水素インフラ整備や規格化、標準化に対する取り組みも共同で行い、政府関係や関連産業に対するFCEVの本格的普及を推進する取り組みも進めていく計画としている。
なおホンダは2015年に次世代FCEVを日米欧で発売する予定としているほか、GMも今後のFCEVの生産計画については、適切な時期に発表を行う予定としている。