アドビ システムズは、eラーニングコンテンツを手軽に作成できるオーサリングツール「Adobe Captivate」の最新バージョンとして、「Adobe Captivate 7」を発表した。価格はWindows版/Mac OS版ともに製品版が11万2,000円、前バージョンの正規登録ユーザーを対象としたアップグレード版は4万5,000円、サブスクリプション版は月額3,200円(月々プラン)/月額2,200円(年間プラン)。

最新版では、マイクロソフトのプレゼンテーションソフト「PowerPoint」で作成したプロジェクトをテキスト、シェイプ、オーディオ、およびアニメーションを含めて読み込み、直接HTML5に書き出せるようになった。また、アクセシビリティのサポートを強化しており、テキストの代替となるコンポーネント、キーボードによるアクセスが可能なクリック対応領域、あるいはその他の項目も定義可能となっている。

このほか、小テストやゲームなどのドラッグ&ドロップで実行可能な学習モジュールや、YouTubeビデオのストリーミング、およびeラーニング内でのWebブラウズなどを活用し、eラーニングの双方向性をさらに高められるようになった。さらに、ナレーションとともにシステムオーディオを録音・編集する機能、再利用可能なアクションテンプレートを生成できる機能、GIFT形式の質問を読み込んで瞬時に小テストを作成する機能なども新たに備わっている。また、Tin Can準拠の学習システム(LMS)にもパブリッシュ可能となった。