パイオニアソリューションズは6月4日、授業中に活用している電子黒板を校内掲示板として授業外でも活用することを可能にするインタラクティブサイネージシステム「クラスルーム・サイネージ」を考案、システムの有用性が評価され、日本マイクロソフトおよび東京書籍と共同で、2013年7月の公開に向けて開発を進めることが決定したと発表した。

提案・規格化の流れ

本システムは、日本マイクロソフトと東京書籍が学習者用端末向けに開発した学校生活支援アプリ「スクールパレット」と連動することで、教室内の電子黒板を校内掲示板として活用するシステムとなっており、タッチパネルを使って、時間割に連動した教材検索を行ったり、生徒会活動・部活動の協働スケジューラーとして使用できる。

「クラスルーム・サイネージ」構想

同社は、本システムをオープンプラットフォーム規格として幅広く普及させる方針としており、今後は、これまで文部科学省と「教育の情報化」を推進してきた日本視聴覚教具連合会の教育ICT活用委員会が中心となり、電子黒板メーカーなどに対して本規格への参加を呼びかける。