ここでISEF前半の様子を、写真と共に紹介しよう。

プロジェクト設営とプレゼンテーション準備

会場に到着後、早速行われるのが各自プロジェクトのブース設営である。

貸し出された工具を使って、持ち込んだパネルや機材をセットしていくのだが、ISEFでは展示の安全性や規定が厳しく設けられており、設営後、まず審査前の事前審査をクリアしなければならない。そのため、ここにきて何かが足りない、または規定をクリアしていないなどの対応に追われるファイナリストもいる。

日本代表団は、全プロジェクト、無事クリア!

設営の様子

オープニングセレモニー

NASAのエンジニアAdam D. Steletzner氏をキーノートに招いてのオープニングセレモニーは13日に開催された。

同氏は、無人探査機等の研究開発などを行うジェット推進研究所で、Galileo、Cassini、Mars Pathfinderといったフライトプロジェクトを担当する。スピーチの後には、会場で、ツイッターを用いたQ&Aが行われた。ISEFでは、様々な形で、こうしたプロフェッショナルたちと直接話したり、質問をしたりできるチャンスも与えられている。

Adam D. Steletzner氏。

世界70カ国から集まった高校生ファイナリストたちが手づくりのボードを掲げてアピール!

日本代表たちもオープニングセレモニーの舞台へ

ピンバッジ交換

Intel ISEF恒例となっているピンバッジ交換。多少恥ずかしがり屋でも、ピンバッジを交換するという目的で声をかけやすく、仲良くなるきっかけとなるため、毎回一日目のイベントに組み込まれている。

最近はピンバッジ交換をしながらfacebookアカウントなどのやりとりも行われているようだ。

シンポジウム

ファイナリストや引率者たち向けのシンポジウムプログラムが22種類用意されている。目玉は、ノーベル賞受賞者たちによるパネルディスカッション。その他に、特許の取り方やメディア対応、ビジネスモデルの作り方といったワークショッププログラムがあるのも特徴的だ。

毎回、パネルディスカッションでは、ノーベル賞受賞者たちが高校生たちに質問攻めにあう。

ウェルカムパーティ

会場近くにある、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地球場「チェイス・フィールド」の一部を貸し切って開催された。

アリゾナ ダイヤモンドバックスVSアトランタ ブレーブスの試合観戦やゲームアトラクションで楽しんだ。

このように連日、日中は審査のためのプレゼンテーション準備やシンポジウムへの参加、夜はエンターティメントやアクティビティを思い切り楽しむといったオンとオフの切り替えもありながらの盛りだくさんの内容にファイナリストたちは大忙しだ。次のレポートでは、審査後直後の日本代表者たちの様子や一般公開された展示内容などイベント後半の様子をお伝えする。