「水玉の履歴書」

現代美術家の草間彌生が17日、自身初となる新書形態の著書「水玉の履歴書」を集英社より刊行した。価格は714円。

同書は、草間彌生がこれまでの人生で発してきた数々の言葉から、自らの闘いの軌跡と哲学を語るという内容。「第一章 芸術」、「第二章 闘い」、「第三章 人生」、「第四章 社会」、「第五章 生・死・愛」といった5つの章で構成されている。

なお、草間彌生は1929年長野県生まれの前衛芸術家、小説家。1957年に渡米。画面全体に網目を描いたモノクローム絵画やソフト・スカルプチュアで高い評価を得る。1973年に帰国し、美術作品の制作を続けながら小説や詩集も発表。近年の国内における展覧会は、最新作を出品した「永遠の永遠の永遠」展。初回の大阪での展覧会以降も各地を巡回しており、6月23日まで静岡県立美術館にて開催されている。