同展のリーフレット

東京都・千代田区立日比谷図書文化館では、世界的に知られている日本人画家・藤田嗣治が手がけた挿画本や装幀、雑誌の表紙画などを紹介する「藤田嗣治 本のしごと 日本での装幀を中心に」展を開催している。会期は6月3日まで(5月20日は休館)、開場時間は平日が10:00~20:00、土曜日が10:00~19:00、日曜・祝日が10:00~17:00(入室は閉館30分前まで)。観覧料は一般300円、大学生・高校生200円、千代田区民および中学生以下、障害者手帳の所持者および付き添い1名は無料。

同展では、画家・藤田嗣治(1886~1968)が、1920年代~40年代にかけて手がけたさまざまな"本のしごと"を紹介する。日本で文学者、詩人、文化人と共同して手がけた物を中心に、1度目のフランス滞在時の装丁・挿絵の仕事や、戦後ふたたびフランスに渡った際に手がけた豪華な装丁本も併せて紹介する。

また、同展では、藤田が1937年~44年までを過ごした、麹町区六番町(現千代田区六番町)のアトリエでの暮らしにもスポットをあてる。写真家・土門拳が撮影した、当時の貴重な記録も展示するということだ。