NTTデータは22日、クラウド型販促支援ソリューション「SmarP(エスマープ)」にオプションサービスとしてメール配信機能を加え、25日より提供を開始することを発表した。

「SmarP(エスマープ)」は、ECサイトとリアル店舗の顧客・ポイント情報を一括管理するためのクラウドサービスである。顧客の同行を管理・分析できるサービスとして提供してきたが、この分析結果を踏まえた販促活動として、メールマーケティングが重要性を増してきており、メール配信の仕組みがニーズとして高まっていた。

分析データの流れ

今回の機能拡張により導入企業は、顧客・ポイント情報管理、分析、分析結果を受けて実施するターゲティングメール配信といった操作を連携して実施できるようになり、より戦略的なマーケティング活動を推進できるようになるという。

なお、新たに追加されるメール配信サービスのエンジンには、エクスペリアンジャパンのクラウドサービス「MailPublisher Smart Edition」が採用された。APIによる他のシステムとの連携機能が特徴で、SmarPのポイントキャンペーン管理画面、顧客リストのアップロードやメール本文の入稿、効果測定結果のダウンロードなど、ターゲティングメールに必要な機能を備えている。

システム連携機能

またコンプライアンスについて、顧客・ポイント管理のシステムから個人情報をダウンロードせずにメール配信を行える。また顧客情報や店舗情報は、NTTデータの管理するデータセンターで厳重に保管されるため、情報漏えい等のリスクを抑えることが可能だ。