インテージは4月17日、PCやモバイル端末によるWebサイトの閲覧やテレビ視聴、購買行動の情報を一元的に収集・分析するサービス「i-SSP(インテージシングルソースパネル)」のデータ提供を5月20日から開始すると発表した。

i-SSPは、これまで各企業が別々に収集することが多かった「メディア広告・情報接触」と「購買」に関わるデータを、シングルソース(同一個人)から一元的に収集・分析してまとめたもの。

同社の主力サービスであるSCI-personal(全国個人消費者パネル調査)のモニターを基盤に、同一個人から、Webサイト閲覧やテレビ視聴の情報と、購買情報を収集するという。

同データを利用することで、インターネット、テレビの利用傾向や、広告・情報接触状況が購買行動に与える影響や関係性を把握・分析し、広告の効果を確認できる。また、パネルモニターに別途アンケート調査を実施することも可能で、意識・価値観や耐久財・サービス財の購買状況の分析にも利用することができる。

提供データは「ベーシックレポート」「カスタムレポート」「消費者インサイトツール」の3種類で、料金は分析内容などにより異なる。同社は、広告代理店やメーカーを主な対象に、100社以上へのサービス提供を初年度の目標としている。

i-SSPのサンプル数