JR東日本は4月2日、「サービス品質よくするプロジェクト」をキャッチフレーズとして、今後、沿線ごとのニーズ・特性を踏まえたサービス品質の改善をより迅速に行っていくことを発表した。
サービス品質よくするプロジェクトは、沿線モニター調査などで得られた利用者からの意見を重視し、沿線ごとのニーズ・特性を踏まえながらこれまでよりもいっそう迅速にサービス品質の改善を行うことを主旨としている。
今回、同プロジェクトにおいて「武蔵野線よくするプロジェクト」と「埼京線よくするプロジェクト」が開始された。
武蔵野線については、2012年度に実施した武蔵野線の沿線モニター調査において、特に列車本数や悪天候による列車の遅れについての意見が多かったことを受けて、この春のダイヤ改正で平日日中時間帯の列車増発を行ったことなどを情報発信していくという。
また、2011年度に沿線モニター調査を行った埼京線については、車内の過ごしやすさについての意見が多かったことを受けて、このほど完成した埼京線用の新型車両(E233系)を取りあげ、沿線に情報を発信する。
同社は今後も沿線別の「サービス品質よくするプロジェクト」を順次展開するとともに、さまざまな媒体を活用して同社のサービス品質の改革に関する情報を発信するとしている。