米Cisco Systemsは3月25日、オーストリアのネットワークサービス管理企業、SolveDirect Service Managementを買収する計画を発表した。買収金額などの詳細は公開されていない。統一されたネットワーク上でデータとワークフローを合理化するというCiscoの戦略を強化するものと位置づけている。

SolveDirectはシステム統合技術をクラウドベースソリューションを提供するベンダー。アウトソース先、提携先など複数のソースを利用してサービスを配信する「ServiceGrid」などのソリューションを持ち、220以上の顧客を抱える。

同社のソリューションを利用することで、大企業やサービス事業者は複数の提携企業とビジネスプロセス、データ、ワークフローの統合や共有、SLA管理を自動化できるという。安全かつ拡張性のある方法でデータを共有し、迅速にサービスを配信することで、時間とコストを削減できるとしている。

買収はCiscoの会計年度2013年第4四半期中に完了を見込んでいる。Ciscoは同社を買収することで、システム統合などのサービスを手がけるCisco Serviceを拡充する。