Analog Devices(ADI)は、PMBusインタフェースを搭載したデジタル電源コントローラ「ADP1051」を発表した。

同製品は、プログラミングが可能な6本のPWM(パルス幅変調)論理出力を備えた高汎用性のデジタル電源コントローラ。PWM論理出力のプログラミングには、使いやすいGUIが利用でき、その結果をPMBusインタフェースを介して書き込む事ができる。また、エネルギー効率については、全負荷範囲にわたって効率を改善する適応型デッドタイム補償機能と、軽負荷時の効率を改善するプログラマブルな軽負荷モードが用意されており、これらにより、エネルギー効率を高めることが可能となっている。

さらに、デバイス自体の消費電力100mW以下を実現しており、システムスタンバイ時の電力損失を低減することが可能なほか、拡張PMBus命令セットの実装により、入力/出力電力を正確に測定したり、エネルギー効率の最適化に向けたインテリジェントなシステム管理の決定を下すことなどが可能となっている。

なおパッケージは、実装面積が4mm×4mmのLFCSPを採用しており、すでに量産出荷を開始している。1000個受注時の単価は3.90ドルとなっている。

PMBusインタフェースを搭載したデジタル電源コントローラ「ADP1051」のパッケージイメージ