「Teradata Data Warehouse Appliance 2700」

日本テラデータは3月7日、Teradataデータウェアハウス(DWH)用アプライアンス・モデルの最新機種「Teradata Data Warehouse Appliance 2700(以下、Teradata 2700)」を同日より販売・出荷開始すると発表した。

Teradataデータウェアハウス・アプライアンスは、エントリーレベルのDWH向けに、ハードやソフトをパッケージ化し、最適化したプラットフォーム。

Teradata 2700は、42Uのラックキャビネットを導入し、ノードに2つのIntel 8コアプロセッサを採用するほか128GBメモリを搭載、ディスクストレージには、搭載ドライブ数の増加(キャビネット当たり最大288ドライブ)、高速な書き込み処理が可能なライトバックキャッシュ機能(Teradataノードからデータ書き込みのコミットを受けたアレイ・コントローラがディスクドライブへ書き込む前に、冗長構成のペアのアレイ・コントローラのキャッシュメモリーへミラー化したデータを書き込み、処理完了をノードへ返す機能)を採用するなど、パフォーマンス向上のための機能強化が図られており、前モデルのTeradata 2690に比べて、クエリー・パフォーマンスは最大2倍、ロード・パフォーマンスは最大4倍に向上したという。

さらに、ハードウェアによる自動データ圧縮エンジンを1.5倍に増加し、最大162ノード、ユーザー領域は1.6PBまで拡張可能。セキュリティの面でもデータ用ディスクドライブ全体を暗号化することで、交換時や盗難などの安全性強化を図っている。

価格は最小構成で5,700万円(税別)から。