ウェブテクノロジは7日、スマートフォンアプリ・コンシューマーゲーム用のアニメ・UI作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」の開発用ソフトウェアとして、エンバカデロ・テクノロジーズが提供している「C++Builder XE3」を採用したと発表した。出荷時期は2013年4月を予定している。値段は新規購入価格が1ライセンス95,000円(税別)、SpriteStudio Ver.4からのアップグレード版が48,000円(税別)。
同製品は2005年の発売以来、数多くの著名なゲームのアニメーション部分の開発に利用され、「おさわり探偵 なめこ栽培キット」の開発にも利用されている。
エンバカデロの製品を採用に至った経緯として、ウェブテクノロジ R&Dグループ 橋本孔明氏は「最近のゲーム業界では、スマートフォンやタブレットをターゲットとした開発が増加しており、Mac OS Xでの開発環境が求められている」と強調した。
その上で、「従来のWindowsプラットフォームに加えて、Mac環境でも動作するマルチプラットフォームなゲーム製作支援ツールのニーズが高くなってきており、Windows/Macのネイティブクロス開発を実現できるRAD開発ツールといった点や、積極的なバージョンアップやサポートが行われるといった点を考慮し、C++Builderの採用を決定した」と説明した。
同社は、今回の最新版で、Mac OS Xに対応したのに加えて、海外での開発ニーズに応えて英語版も市場に投入し、拡販を行っていく計画としている。