ジャパンシステムは31日、NECの「指紋+指静脈」による非接触型指ハイブリッドスキャナを採用し、厳格な生体認証に対応したPCセキュリティソリューション「ARCACLAVIS Revo」V3.5をリリースすると発表した。

昨今の企業・団体では、ワークスタイルの変革、セキュリティ脅威の多様化により、情報漏えい対策が以前にも増して求められているが、従来の指紋スキャナでは、乾燥など指の状態によって認識されず本人の認証が拒否されてしまう、共有パソコン利用時の衛生面、センサ面の耐久性など運用においての課題が多くあった。

「非接触型指ハイブリッドスキャナ HS100-10」

同社では、ICカードなどの多要素となる認証デバイスに加え、生体認証の需要に応えるべく、NEC製の「非接触型指ハイブリッドスキャナ HS100-10(以下、指ハイブリッドスキャナ)」をPCセキュリティソリューション「ARCACLAVIS Revo」V3.5で利用できる生体認証デバイスとして対応した。

NECの指ハイブリッドスキャナは、非接触での読み取りのため指の状態に左右されること無く認証が行え、また衛生面でもメリットがあり、センサ面に触れないため指紋の盗難もなく耐久性にも優れている。2種類の生体情報を使うことで従来の生体認証製品と比較し、なりすましが困難であり、ジャパンシステムのARCACLAVISシリーズが標榜とする厳格な本人認証を実現できる。

指ハイブリッドスキャナによる強固な認証と、ARCACLAVIS Revoの持つ「シングルサインオン」、「暗号化」、「デバイス制御」、「ログ管理」、「一元管理」と言ったエンドポイントセキュリティに求められる機能群と共に提供することで、企業・団体における本人認証の強化や情報漏えい対策を、より安心・より便利に実現する。

同社とNECは、今後も様々な顧客のIT環境の安心・安全を守るため、変革するワークスタイルやニーズに合わせた商品、サービスを提供していく。