ワイ・イー・データは、仮想化技術を用いたクラウドシステムの普及やデータ持ち出し禁止のセキュリティ強化といったIT環境の変化とニーズに応えるために、「仮想化HDDリモートデータ復旧サービス」を、1月28日より開始すると発表した。

データ復旧を依頼する場合、HDDなど障害媒体をデータ復旧会社に送ってデータを取り出してもらうのが一般的な方法だが、クラウドサービス普及による仮想化ハードディスクの普及やセキュリティ強化のために、物理的に社外へHDDが持ち出せない場合が増えてきた。 「仮想化HDDリモートデータ復旧サービス」は、障害媒体を外部に持ち出さなくてもデータ復旧を行える、VMwareを始めとした仮想化ソフトウェアへの対応力を強化した新サービス。

ユーザーはサービス申し込みを行い、正常に動作するパソコンと「オントラックデータリカバリーサービス」のサーバをつないだ後、接続診断のため、ユーザー自身で専用ソフトウェアをダウンロードする。そして、サーバへのアクセスが可能になった後、ユーザーが障害デバイスを接続し、同社の技術者が遠隔操作でデータ復旧作業を行う。

リモートデータリカバリー接続概念図