JTBコーポレートセールス、兼松コミュニケーションズ、スズキ、パナソニックシステムソリューションズジャパン、リサイクルワンの5社は、1月24日から鎌倉市において、環境省による「地球温暖化対策技術開発・実証研究事業 電動バイク普及促進に資するバッテリー交換ステーション事業化のための実証研究」の実証実験「e-KUNIつくろう鎌倉バイクプロジェクト」を開始することを発表した。実証実験は3月18日まで行われる。

「e-KUNIつくろう鎌倉バイクプロジェクト」は、電動バイクのバッテリー交換・シェアリングサービスの事業化を検証するためのもの。実証実験では、バッテリーを車体から取り外して充電できる電動バイク「e-Let's」30台が、15ヵ所程度の事業所に配備される。また、鎌倉市役所や市内のガソリンスタンドなど5ヵ所にロッカー形式の「バッテリー交換ステーション」を設け、バッテリーの充電・交換を行う。

e-KUNIつくろう鎌倉バイクプロジェクトのイメージ

また今回の実証実験のために、充電状況などをチェックしてバッテリーの予約が行える情報提供システムも開発されている。

鎌倉市は、美しい自然や歴史的遺産を有する観光地である一方、狭隘道路や交通渋滞などの課題も持っており、小型で環境負荷の少ない交通手段の普及への期待から、実証実験に協力することを決めたという。