ゾーホージャパンは、NetFlow/sFlow対応のネットワークトラフィック監視/解析ツール「ManageEngine NetFlow Analyzer(以下、NetFlow Analyzer)」に通信プロトコル「IPv6」への対応などの機能強化を行い、最新版「リリース9.8」として、2012年12月28日に出荷を開始したと発表した。

「NetFlow Analyzer」IPv6対応のトップ通信レポート画面

これまでの製品では、IPv6形式のアドレスを含むトラフィックデータについては、直近2時間のトップ10通信のローデータを収集し、トラブルシューティングなどの限られたレポートで詳細を表示する機能のみ備えていたが、今回新たに、IPv6トラフィックについても長期間のトラフィックデータを蓄積し、レポート表示する機能を追加した。

これにより、時間経過とともに平均化したトラフィックデータを蓄積し、帯域の利用状況の内訳を、部署、ユーザー、アプリケーション単位のレポート形式で表示。これらのレポートから、過去の期間におけるIPv6トラフィックの変動経緯や傾向を把握でき、キャパシティプランニングやセキュリティ対策に活用できる。

また、Cisco IOS Web Services Management Agent(WSMA)を用いて、装置にNetFlow設定を反映する機能や、Cisco機器からIP SLA情報を取得する際に用いるSNMPとしてv3をサポートし、セキュリティを強化している。

さらに。今後のリリースでは、IPv6トラフィックのIPグループ作成機能にも対応予定となっている。

本体価格は、年間ライセンス料金(税別、年間保守サポート付き) 10論理インタフェースパックが、「Professional Edition」が10万2,000円から、「Professional Plus Edition」が16万4,000円から。なお、価格は、旧リリースの9.7から据え置きとなっている。