アクセンチュアは12日、海外に進出している日本企業を対象とした調査「企業のグローバル進出と業務標準化の課題: グローバルシェアードサービスセンター利用の可能性」を実施し、調査結果を発表した。

アクセンチュア 執行役員 ビジネスプロセスアウトソーシング本部 統括本部長 馬場昭文氏

発表会では、アクセンチュア 執行役員 ビジネスプロセスアウトソーシング本部 統括本部長 馬場昭文氏が登壇した。

馬場氏は、「海外進出している多くの日本企業は、進出先の人材確保/育成や進出先での調達力強化などの進出先の個別最適課題と、現地法人のガバナンスやグローバルなサプライチェーン構築などの企業グループ全体最適課題の双方を、海外事業における重要な経営課題として認識している姿が浮かび上がった」と述べた。

また、「世界中に散らばる従業員のパフォーマンスを等しく評価し、新たなアイディアやイノベーションを生み出す基礎となる業務プロセスの標準化は、特にグローバル全体で業務プロセスの集権化/標準化が進んでいる米国の先進企業と比較して日本企業は遠く及ばず、効率的なグローバル経営を体現している真のグローバル企業とは評価しがたい調査結果となった」と説明した。

同調査は、アクセンチュアがIDC Japanに委託して実施され、IDC Japanよりホワイトペーパーとして纏められている。

調査結果をまとめたスライド