デザイナーの原研哉がディレクターを務め、有名な建築家やデザイナーたちが犬のために住みよい家を考案するプロジェクト「犬のための建築」が、公式Webサイト上にて公開されている。

原研哉の作品

妹島和世の作品

伊東豊雄の作品

ディレクターの原研哉によれば、「犬のための建築」は、建築家やデザイナーが考案した犬と人間の幸福のためのきわめて真摯な建築であり、新しいメディア」だという。Webサイト上には各デザインの図面や写真、作り方を解説したムービーが掲載されているため、それを参照して実際に作ってみることも可能だ。また、このWebサイトのデザインは、2012年9月にオープンした商業施設「ビックロ」のCMなどを手がけた中村勇吾らが手がけている。

トラフ建築設計事務所の作品

藤本壮介の作品

MVRDVの作品

ライザー+ウメモトの作品

現在、サイト上にて掲載されている「犬のための建築」は全部で13種類。新国立競技場デザインコンペにて入選を果たした妹島和世や、同コンペの最終候補に選ばれた伊東豊雄をはじめ、アトリエ・ワン、内藤廣、隈研吾、コンスタンチン・グルチッチ、MVRDV、ライザー+ウメモト、坂 茂、藤本壮介、トラフ建築設計事務所、そしてディレクターの原研哉、原が統括する日本デザインセンターのデザインセクション「HARA DESIGN INSTITUTE」が手がけたものが公開されている。

隈研吾の作品

坂 茂の作品

内藤廣の作品

アトリエ・ワンの作品

なお、各クリエイターは特定の犬種に対して建築を提案しているが、犬種の選定に関しては、原則的に同プロジェクト初の展覧会の舞台となる米国で人気の高い犬種を参考にしている。