エルメスジャポンは、展覧会「「影の色」杉本博司展」を開催する。会期は11月15日~12月31日、会期中無休。開場時間は月曜~土曜が11:00~20:00(最終入場19:30)、日曜が11:00~19:00(最終入場18:30)、最終日は銀座店の年末営業時間に準ずる。会場は東京都・銀座のメゾンエルメス8階フォーラム。入場無料。

「《影の色》」

同展覧会では、エルメスがアーティストと共に制作するカレ(スカーフ)である「エルメス・エディター」の第3弾、写真家の杉本博司氏が手がけた「《影の色》」を日本で初めて公開する。

この作品は、透明なクリスタルのプリズムを通った陽光のきらめきを、数年間にわたり杉本氏がポラロイド写真に収めた作品群を元にしている。多くのポラロイド写真の中から、エルメスのジェネラル・アーティスティック・ディレクターであるピエール=アレクシィ・デュマ氏と杉本氏が20枚の写真を選び取り、それらをシルクに転写した。ポラロイド写真に収められた色彩とグラデーションをあますところなく再現するため、140cmx140cmという大判のシルクにインクジェット印刷が行われた。

なお、展示作品は購入することも可能となっており、価格は7,000ユーロ(税別、送料別)。作品には20種類、各7エディションが展開されており、計140枚限定の販売となる。