NTTデータはクラウド型デジタルアーカイブサービス「AMLAD(アムラッド)」の提供を10月19日から開始すると発表した。同社はAMLADにより、図書館や博物館などの各種資料保存機関が独自にシステムを構築することなく、高機能なデジタルアーカイブサービスを安価で提供可能になるとしている。

AMLADは、各種デジタル化資料に対する検索・閲覧、貸出・返却などの機能を提供するクラウドサービス。PC、スマートフォン、タブレットでの利用に対応しており、高精細な画像フォーマットであるJPEG2000や音声・動画などのリッチメディアも扱うことができる。

また、複数の資料保存機関を対象にした横断検索機能や、国立国会図書館による所蔵資料検索サービス「NDLサーチ」との連携機能も備え、電子書籍の貸出も可能。資料ごとに公開範囲を設定でき、著作権保護を必要とする資料の不正コピーを防止する仕組みも備えている。

AMLAD サービスイメージ

AMLAD 提供サービス一覧

秋田県立図書館では今秋から、同サービスを利用したデジタルアーカイブサービスの稼働が決まっているという。