ブロケード コミュニケーションズ システムズ(以下、ブロケード)は10月11日、ストラトスフィアと、次世代データセンターに向けたネットワーク技術である「OpenFlow」を使ったSoftware-Defined Networking(以下、SDN)に向けた検証実験に成功したと発表した。

検証したのは、ブロケードの「NetIron CER2000」とストラトスフィアの「Stratosphere SDN Platform 1.0」。

検証内容は、「単一コントローラーから両社のOpenFlow対応製品が制御できることの確認」、「ロープログラミングによるVLANを使用しないネットワーク分離の実現」、「経路迂回パスの設定による物理スイッチの保守の容易化」の3つ。

検証構成のイメージ

同社では、検証により、ソフトウェアスイッチと物理スイッチというヘテロな環境でもOpenFlowの接続性が実証され、Brocade NetIronシリーズソフトウェア バージョン5.4による最初の接続性評価が成功したとしている。

また、検証により、物理的なイーサネットスイッチ/ルータである「Brocade NetIronシリーズ」と、ストラトスフィアの「Stratosphere SDN platform 1.0」製品の構成要素である仮想スイッチとが混在するデータセンター内のネットワークを、オペレーションサポート・ソフトウェアから自動的に制御できることが実証されたという。