新日鉄ソリューションズは8月29日、ビッグデータ市場をにらみ、ノーチラス・テクノロジーズと協業し、Hadoop、Asakura Frameworkによるバッチ処理高速化ソリューション・サービスの提供を開始すると発表した。

同ソリューション・サービスでは、一般的に数時間かかっているバッチ処理システムの高速化策として、並列分散処理をベースとしたHadoopを採用したシステム導入・開発支援を行うとともに、開発フレームワークとしてAsakura Frameworkを活用することで、基幹系システムで要求されるアプリケーションプログラム品質・システム開発生産性・ドキュメンテーション等の標準化といったHadoopのみではできない項目を実現し、システム開発を支援する。

提供を開始するバッチ処理高速化ソリューション・サービスは、バッチ処理へのHadoop適用アセスメントを行う「バッチ処理コンサルティングサービス」、代表的な処理モデルの設計と実機による各種検証(POC=Proof of Concept)を実施する「処理方式検証支援サービス」、Asakura Frameworkを活用したバッチ処理システムの設計/構築を行う「高速バッチシステムソリューション」、HadoopおよびAsakura Framework活用システムの運用設計~保守を行う「Hadoop/Asakura Framework運用保守サービス」の4つ。

両社は今後、バッチ処理におけるHadoop活用を目的とした共催セミナーの開催等を含めたサービスの利用促進を図っていくとともに、新日鉄ソリューションズが提供するabsonneのクラウド資源等を活かしたバッチ処理システム開発に取り組んでいくという。