インテージは、ビジネスパーソン意識調査「仕事帰りの外飲み事情2012」に関して調査を実施し、その結果を発表した。

調査は、2012年8月7日から8月10日に、インテージ・ネットモニター「キューモニター」のうち20才から59才のビジネスマン男女800名(京浜/東京・埼玉・千葉・神奈川)を対象として、最近3カ月の仕事帰りの外飲み状況に関してインターネット調査を行い、結果をまとめたもの。

また、2010年(7月)、2011年(7月)に行った同調査と比較し、ビジネスパーソンの外飲み状況の変化を考察した。

それによると最近3カ月の仕事帰りの外飲み状況は、32.9%が飲みに「行っていない」と回答。特に女性30から50代の割合が高い。全体の67.1%は飲みに行っており、最も多いのは男性20代で81.0%、次いで女性20代75.0%。

外飲みの頻度は、「2~3カ月に1回くらい」が最も多く20.9%。次いで「1カ月に1回くらい」15.6%、「2~3週間に1回くらい」12.0%、「週1日くらい」11.0%となった。

ビジネスパーソンの仕事帰りの外飲み頻度は、2010年から減少のまま推移。

2010年・2011年・2012年飲酒頻度の比較 資料:インテージ

外飲みのスタート時間は「19時台」が最も多く49.2%。次いで「18時台」34.1%、「20時台」15.3%。性・年代での大きな差は見られないが、女性20代・30代はスタート時間が遅い傾向で、他の年代に比べ「20時台」の割合が高い。

飲酒のスタート時 資料:インテージ

また、1回当たりの飲酒時間は、「2時間くらい」が最多で45.4%、次いで「3時間くらい」40.6%。性・年代別でみると、男性30代・40代は「2時間くらい」「3時間くらい」が4割強でほぼ同率。女性30代・40代では「3時間くらいが」それぞれ45.0%、45.9%と最も多く、さらに女性30代の「4時間くらい」は男性の倍近い。それ以外の性・年代では「2時間くらい」が最多となっている。

2011年調査との比較では、飲酒時間は減少傾向。

飲酒している時間 資料:インテージ

外飲みの目的・理由で最も多いのは「コミュニケーションをとりたかったから」54.9%。次いで「つきあいで、誘われたから」46.9%、「会話、話を楽しみたかったから」40.2%。性・年代別でみると、女性20代は「つきあいで、誘われたから」が最も多く70.7%を占める。また、女性20代の目的・理由は分散傾向で、「お酒を飲みたかったから」30.7%や「暇だったから」13.3%が他の性年代に比べ高い。

外飲みの目的・理由 資料:インテージ

1回(一軒)当たりに支払った飲み代は、「3,000円程度」が最も多く45.1%。次いで「4,000円程度」27.0%、「5,000円程度」17.1%となった。性・年代の比較では、「2000円程度」は女性50代(12.5%)、「5,000円程度」は男性50代(30.8%)が高い。2010年から飲み代は年々減少傾向。

1回当たり支払った飲み代 資料:インテージ