Googleが開発したブラウザ「Chrome」の魅力の1つが「拡張機能(Extension)」だ。Chromeの拡張機能はウェブストアのギャラリーで公開されているが、「アクセシビリティ」「デベロッパーツール」「検索ツール」「仕事効率化」など、そのジャンルは多岐にわたる。

Mashableでは、「8 Google Chrome Extensions to Boost Your Productivity」という記事で、生産性の向上に役立つChromeの拡張機能をまとめているので紹介しよう。

(1)Screen Capture

最初は、「デベロッパーツール」カテゴリーに属する「Screen Capture」だ。このツールはPNG画像として、Chromeの画面全体をPNG形式でキャプチャできるが、保存する前に画像を編集することが可能だ。また、水平方向と垂直方向のスクロールに対応しているので、表示されている部分よりも大きな領域のキャプチャにも対応している。

「Screen Capture」の操作画面

(2)Send from Gmail

「仕事效率化」カテゴリーに属する「Send from Gmail」は、閲覧中のWebページのリンクをGmailに送信するためのボタンを付加する機能だ。ボタンを押すと、Gmailのメール作成画面が開き、件名にWebページのタイトルが、本文にWebページのURLが自動で入力される。Gmailをブックマーク代わりにしている場合などに便利だろう。

「Send from Gmail」の操作画面

(3)Write Space

「メモ帳」カテゴリーに属する「Write Space」は、オフラインでも使えるテキストエディタである。ブラウザのフルスクリーンモードを使用する。データは入力するたびに自動で保存され、フォントのサイズと色、背景はカスタマイズ可能だ。

Chrome向けテキストエディタ「Write Space」の設定画面

(4)Chroma

デベロッパーツール」カテゴリーに属するChromaは、Webデザイナーにとって便利なツールだ。Photoshopを起動することなく、16進数またはRGB値に基づいて色を選択することが可能だ。

「Chroma」の操作画面

(5)Google Voice

「ブログ」カテゴリーに属する「Google Voice」は、Skypeのようなインターネット電話サービスで、ChromeやGmailから電話をかけることが可能だ。料金は、月額基本料金はかからず、かける国や端末によってレートが設定されている。通話料金はクレジットカード支払いとなっており、通話前に「Google Wallet」で購入しておく必要がある。

通常、Google Voiceを利用する場合、「Google Voice Number」という電話番号が付与されるのだが、まだ日本では対応していない。また、Google VoiceのAndroidアプリも日本には対応していない。なお、Talkatoneなら、GoogleやFacebookのアカウントでGoogle Voiceの発着信ができる。

Gmailの左のメニューの電話のマークをクリックすると、「Google Voice」が起動する

記事では、上記の拡張機能のほか、「LastPass」「 Print Friendly」「Tab Packager」を取り上げていたので、興味がある方はぜひ自身で調べてみてもらいたい。