ゼットエムピー(ZMP)は7月26日、CAN対応小型軽量高精度2軸傾斜センサ「e-nuvo Inclinometer-Z」を発表した。

同製品は、小型高精度の2軸傾斜センサを搭載し、CANバスによりデータの取得ができる。デジタルのためアンプなどが不要で、車両にすぐに取り付けて計測が可能。また、同社のモーションセンサ、ポジションセンサとの接続により、車両・移動体の各種情報を同時計測できる。

用途としては、車両(安定走行時・停止時)の傾斜の計測、坂道発進のアシスト、カーナビの精度向上、EVやクルマのエコ走行の予測、研究用途、9軸モーションセンサ「IMU-Z」との組み合わせにより、加減速を伴う走行・運動中の傾斜(姿勢)計測、GPS・気圧・気温・湿度一体型センサ「Position-Z」との組み合わせにより車両の絶対位置・周囲環境と傾斜を同時計測などが想定されるという。

レンジは±30度、分解能は0.035度、電源は3.3~15V、サイズは36mm×52mm×11mm、重量は約20g。

価格は、一般が5万9800円(税別)、アカデミックが3万9800円(税別)。本体とアプリケーションCD-ROMが同梱されている。オプションの専用ケーブルは3万1000円(税別)。

「e-nuvo Inclinometer-Z」右がケース利用時、左が基板のみ