日本オラクルは7月26日、企業のカスタマー・エクスペリエンス(製品やサービスを購買、利用する過程における顧客の経験価値)の向上を支援する製品群「Oracle Customer Experience」を発表した。
同製品群は、顧客との接点で必要なITの仕組みを網羅的に提供する。具体的には、利便性の高い検索の仕組みは「Oracle Endeca」、ユーザーの嗜好に合ったWebサイト構築の仕組みは「Oracle WebCenter Sites」、ECサイトにおける電子決済の仕組みは「Oracle ATG Web Commerce」、カスタマー・サービスの仕組みは、「Oracle RightNow CX Cloud Service」と「Oracle Knowledge Management」、マーケティング・キャンペーンの実施や顧客情報の統合は「Oracle CRM」で実現する。
ソーシャル・ネットワーク上の情報や製品の販売実績などを収集して分析するための仕組みとして、非構造化データと構造化データの収集と分析を行う「Oracle Endeca Information Discovery」とデータベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine」を活用する。
同社は、これらの製品を組み合わせることで、企業のカスタマー・エクスペリエンスの向上を支援する統合されたソリューションとして、「クロスチャネル型EC・セールス&マーケティング・ソリューション」や「クロスチャネル型カスタマー・サービス・ソリューション」「顧客動向分析&最適化ソリューション」を提供していく。
カスタマー・エクスペリエンスに関するコミュニケーションを活性化させるため、Facebookに「Oracle Japan Customer Experience Facebook Page」が設けられる。