日本オラクルは7月11日、アウトソーシングに全社共通基盤として、「Oracle Solaris 11」と「SPARC T4」サーバを搭載した汎用エンジニアド・システム「SPARC SuperCluster T4-4」を導入したと発表した。同製品の採用は日本企業として初となる。

「SPARC SuperCluster T4-4」

アウトソーシング社は、事業拡大に備えITをシンプル化して統合すること、災害・障害時に事業継続性を確保できるシステムへ刷新することを目的に、同製品の採用を決定した。共通基盤上で稼働するアプリケーションとして、グループの経営情報を一元的に管理・分析できる「Oracle Business Intelligence 11g」も採用し、2012年秋から順次稼働を開始する予定。

構築を含む運用・保守はを、アウトソーシングのIT子会社であるアスカ・クリエイションが主導し、グループのビジネス変化に柔軟に対応する体制を整えた。同製品はNTTビズリンクが提供するデータセンタに設置し、インフラはNTT東日本が提供する次世代広域イーサネット・サービスを利用する。

企業向けインターネット・プロバイダであるインターナップ・ジャパンが提供するSLAに基づいたネットワーク・サービスによる、SPARC SuperCluster T4-4を基盤としたアウトソーシングの海外子会社間のシステム運用にも対応する。