Seoul Semiconductor(ソウル半導体)の日本法人であるジャパンソウル半導体は、同社の独自特許技術を用いることで既存LEDチップ比で同一面積で5倍以上の明るさを実現した無極性(Non-polar)LED「nPola」を開発したことを発表した。

これにより、同社が現在量産しているパワーチップLEDの光束強度100ルーメン程度から、500ルーメン程度に明るさを向上させることが可能となり、この結果、例えば60Wの家庭用白熱電球の代替LED電球を製作する場合、従来は10~20個のLEDを必要としていたものを1~2個のLEDパッケージだけで実現することが可能になるという。

また、同社では、今後、この無極性(Non-polar)技術の改良を行っていくことで10倍以上の明るさも可能になるとしている。

なお、同社では同技術を採用したLED製品の生産を進め、主に海外の戦略的市場に向けて販売を行っていくとしている。

LEDを数十個使用する従来のLED電球

LEDを1個だけ使用するだけで従来と同等の明るさを実現できるnPola LED搭載製品