富士通および富士通マーケティングは6月21日、販売・購買・債権債務・在庫管理・外部取引先連携など18種類の機能を標準装備した販売管理システム「GLOVIA smart きらら 販売」を10月より提供開始すると発表した。

同製品は、開発手順のナビゲーション機能や部分的なプログラムの自動生成機能などを装備した専用ツールにより、短期間でのシステム変更を実現する。システム構造が基盤、アプリケーション層、カスタマイズ層と分離されているため、OSやデータベースのバージョンアップ時に、カスタマイズしてきた資産をスムーズに移行可能だ。

流通BMSに対応したEDI/EOS連携や外部取引先との連携機能、Web/Faxによる受発注との連携を容易に実現する標準アダプタも備えているため、ワークフローやSFAといった各種業務システムとのデータ連携にも対応している。

自社導入型でクラウドのバックアップサービスを利用した運用や、プライベートクラウドでの導入など、導入形態の選択が可能。システムメンテナンス負荷の高い会計・人事給与については、SaaS型の「GLOVIA smart きらら 会計」、「GLOVIA smart きらら 人事給与」を活用するなど、ハイブリッド型での導入もできる。

同社はパートナーと連携して業種・業務テンプレートを20種類提供予定で、今後は、業種別テンプレートは専用開発ツールを活用することで開発ルールを定型化し、パートナー間での流通も可能になるという。

「GLOVIA smart きらら 販売」の導入イメージ

同製品の価格は、「スタンダード(1サーバ ライセンス)」150万円から、「スタンダード(1ユーザライセンス)」5万円から、「エントリパック」90万円からとなっている(いずれも税別)。