アドビ システムズが11日に発売した「Adobe Creative Suite 6」。各パッケージのデザインも話題となっているが、その内の「Design & Web Premium」のアートワークを、日本人グラフィックアーティストとドイツ人写真家から成るアートユニット「MI-ZO」が手掛けていたことがわかった。
MI-ZOは、日本出身のグラフィックアーティストであるミノリ・ムラカミと、ドイツ出身のフォトグラファーであるゾレン・ゴールドによるアートユニット。写真とデザインをコラボレートした斬新なアプローチで、主にアート、ファッション分野で活躍している。彼らは米・ロサンゼルスで出会い、2000年よりコラボレーションによる活動を開始。その後、ニューヨーク、東京での活動を経て、現在はロサンゼルスを活動の拠点にしているという。
今回のアートワーク制作について、彼らは以下のようなコメントを出している。「CS6のパッケージ制作において、最初に湧き出てきたインスピレーションは、光でした。命あるものとしての私たちが放つ本質を光で表現したらと思ったのです。私たちすべてがかかわりあいをもつ普遍的な美しさを表現する象徴的なイメージを制作しようと思いました。自然を第一のインスピレーションとして、幾何学やサイエンティフィックオーダーも有機的なイメージと共に投影させ、私たちを取り巻く見えない側面を表現しました。CS6のアートワークは、私たちと宇宙との関係を象徴します。アイコン女性を取り巻くエレメントは、私たちのクリエイティビティの源となるミクロコスモス(小宇宙)を表現しています」。