ドリーム・アーツは5月15日、企業情報ポータル型グループウェアの最新版「INSUITE ver.3.2」を発表した。同製品の特徴は、スマートデバイスAPIの提供など、業務遂行にむけた効果的なスマートデバイス活用を支援する機能が強化された点。

企業情報ポータル型グループウェア「INSUITE」のKnow-Whoポータル

同社が提供するスマートデバイスAPIを用いることで、企業固有の業務スタイルに合わせた形で、社内情報を活用した業務アプリケーションを作成することが可能になる。

専用アプリケーションの活用例としては、「営業スタッフが顧客先で必要となる情報を集約し、カタログや納期の確認など、必要な情報をすぐに引き出しその場で判断して折衝に生かすことで、営業活動の質とスピードを向上する」「経営判断に必要な情報を効率的に把握できるように集約することで、外出・出張中でも現場から上がってくる営業情報や市場の動向などをリアルタイムに把握し、迅速な指示や判断を実現」といったことがある。

スマートデバイスAPIの提供に加えて、同社は顧客の業務に合わせた専用アプリケーションを開発・提供する。

ビジネスの展開に応じて柔軟に組織体制を変えたいというニーズを受け、前バージョンで追加した組織世代管理機能が強化された。これにより、柔軟な運用を可能にし、組織改編によるメンテナンス負荷が軽減される。

同製品のライセンス価格は、1,000ユーザーの場合、ポータルライセンスが1ユーザー当たり4,600円、グループウェアライセンスは1ユーザー当たり5,400円となっている。既存ユーザーのバージョンアップによるライセンス費用は無償。