Googleは「Googleアナリティクス」の新バージョンへの移行にあたって、公式ブログで最近の機能追加などをまとめている。Googleアナリティクスは、同社の提供するオンラインマーケティング向けWeb解析サービスで、Webサイトのトラフィックやマーケティング効果の確認・分析ができる。
公式ブログによると、Googleアナリティクスにおける最近の機能変更として、ユーザーインタフェースの改良やPDF出力およびメール配信への対応、サンプリングレートの設定バーとレポートキャッシュ機能の追加などが挙げられている。
ユーザーインタフェースについては、メニューのアイコンと文字のほか、「目標」や「eコマース」といったカテゴリ名が、より認識しやすいように変更されている。また、グラフとメニューとの境界線をクリックすることで、メニューを消してグラフの表示領域を広げることもできる。
また、「アナリティクスの設定」ボタンが画面右上に設けられたほか、メイングラフの切り替えや、比較指標の選択機能も強化された。グラフの表示を切り替えるためのアイコンも、シンプルでわかりやすいものが採用されている。
PDF出力とメール配信は、「ユーザーからの要望が最も多かった機能」だという。エクスポートメニューから「PDF」を選択するとPDF出力ができる。なお、日本語キーワードなど日本語データをエクスポートする場合は「TSV形式(Excel)」の選択が推奨されている。メール配信は、配信日や配信頻度を指定可能になり、メール配信を行う期間も設定できるようになった。
複数の形式でデータをエクスポート可能 |
サンプリングレートの設定バーとレポートのキャッシュ機能は、画面表示速度を左右するもので、サンプル率を低めに設定することで画面表示に要する時間が短くなる。また、閲覧したレポートをキャッシュすることで、次回以降の表示速度が上がる。なお、キャッシュされたレポートの更新は、画面下のリンクから行うことができる。
キャッシュレポートの更新も可能 |
このほか、「アカウント管理」が「アナリティクス設定」に、「訪問数」が「リピートの回数」に、「ページ閲覧深度」が「訪問時のページ数」になるなど、いくつかの用語の表記が変更されている。
なお、以前のバージョンのGoogleアナリティクスを利用する場合のリンクは、ログイン後画面のフッター部分へと表示場所が変更されている。