NTTデータは4月4日、車両情報センターの次期競輪電話投票システムに「BizXaaS COBOLクラウドサービス」を導入し、3月5日よりサービスを開始していると発表した。

今回、COBOLで開発された業務アプリケーションの実行環境をプライベートクラウドで提供するCOBOLクラウドサービスと、COBOL言語の業務アプリケーションを移行する「BizXaaS COBOLクラウドサービス」を組み合わせ、同システムの移行を約半年間で実現した。

次期競輪電話投票システムの「COBOLクラウドサービス」の導入イメージ

COBOLクラウドサービスは、「BizXaaS」で提供するクラウド環境に同社のオープン系の基盤ソリューション「PORTOMICS」を組み合わせることにより、従来SIが必要だったメインフレームシステムのマイグレーションを業務プログラムの移行だけで実現する。

「COBOLクラウドサービス」利用時のダウンサイジング

今回、PORTOMICS機能により現行のアプリケーションのインタフェースをほぼ修正せずに移行し、アプリケーションの修正部分を局所化することで、従来のシステム開発に比べ単体試験の試験期間を短縮した。